上司のお供としての接待マナー

社会人になると、ビジネスで上司のお供として接待を受けるようなシチュエーションも増えてくるはずです。
その場合、上司とは異なる部下としての接待マナーがあるので、しっかりとマスターする必要があります。

最も重要かつ基本的なことは、自分の立場をわきまえることです。
たとえ接待される側であっても、ここではただの「お供」です。
宴席の主役はあくまで上司と、その上司を招待した取引先やお客様になります。
先方はお供であっても上司と同格に扱ってくれるかもしれませんが、それでうかうかと図に乗ってしまうのはビジネスマンとして失格です。
むしろお供というポジションならば、接待する側と同じ目線でその場では振る舞うべきです。
また、先方の同席者が自分より格下であっても、部下のように扱ってはいけません。
自社内でのみ通用するような上下関係を、無関係な社外の方へ持ち込むのは禁物です。
さらに先方は上司へするのと同じように料理やお酒を勧めてくるはずですが、遠慮しつつ控えめに頂くべきです。

このことは同様に、宴席での会話についても言えることでしょう。
できるだけ上司と先方との会話を傍から静かに聞くだけの役に徹し、たまに頷いたり、軽く相槌を打つ程度にしておくべきです。
くれぐれも出しゃばって会話に割り込み発言するようなことはしてはいけません。
あくまで宴席での主役は上司と先方であり、お供である自分ではないことを忘れてはいけません。

なお、食事中のテーブルマナーや社会人としての基本的なマナーに関しては、情報サイトhttp://shakaijin-manner.comで確認できます。